こんにちは。
今日もあさから鬱陶しい天気ですね。
お使いを頼まれて小銭を握りしめてお手伝いをしていた時期が僕にもある。
ちょうど名古屋市の町のなかで暮らしていた。
1970年代後半だろうか?
東区のその辺りは戦災にもあわず焼け残っていた。
古い商店が軒をつらね、ご年配の店主がたくさんいらしたのを覚えている。
八百屋や魚屋、肉屋はもとより、かしわ屋という鶏肉屋が名古屋にはあった。
ほかにもお茶屋さんや海苔屋さん、鰹節屋などがならび
コーヒー豆を焙煎して販売するお店が一軒だけあったが
子供心にもかなり珍しい店舗だと記憶している。
昭和な昔では、地方でも駅前には本屋があった中華屋があって、
文房具屋やおもちゃ屋、歯医者や小児科、お茶屋や何かがあった。
すべて、大型商業施設に取って代わられるのだろう……
この休みに実家に帰ったとき、長く放置していた古屋を整理にいった。
亡父が建てたものであてのない状態になっている。
猛暑のなか伸び放題の草木に手こずり、のちの一杯を楽しみに働く。
物置を片付けていると鰹節削り器がでてきた。
新婚時に母がその母に買ってもらったものらしい。
大したものではないが、なんだか嬉しい。
そこで早速、
乞うと快諾されたので僕が持ってかえることに……
のだが、さて、鰹節はどこに売っているのだろうか?