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独自性と特殊性|608


今日は彼岸の中日。

シルバーウィークも残すところあと1日。

みなさんは楽しい時間をお過ごしになれましたか?

こちら充実の5日目突入です。

「仏教国でも日本だけが彼岸に墓参りにいく……」

そう菩提寺の住職から聞いたことがあります。

問わずとも、日本人は神道でブッディストのクリスチャンですから。

その独自性は、贔屓目に見なくともなかなかにユニークですよね。

建築業界も日本はその独自性を発揮しているように思えます。

都市型の狭小個人住宅を建築設計のプロが設計し作品として発表している。

このことだけでも、日本が特殊な社会構造であることを示しています。

(欧米ではその活動領域がもう少しアッパーだと思います。)

これは工事費用が一千数百万円というパワービルダーさんたちの主戦場。

ここで戦っている建築家がたくさんいます。

そして建築的な成果も数多く生まれています。

それも30年前にはなかったことです。

「日本で生まれた建築家として、この時代の住宅をつくりたい……」

僕はそう思い日々活動をつづけています。

形や色、性能や社会性を統合した今の時代の僕だから提供できるもの……

というと言い過ぎですが、心ある住宅をつくりたいと思っています。

それが人を不快にさせる特殊性ではなく、愛される独自性だといいのですが。

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