桜散る|619
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桜散る|619


1月も半ば。

気がつくと街は完全にクリスマスに。

年末調整の書類も届き、年末感でてきました。

ハーランド・デーヴィッド・サンダースもサンタ装束。

かぼちゃはそのまま雪だるまに!

事務所は本日から通常モードです。

事務所は今、台東区谷中1丁目にあります。

言問通り善光寺坂、香華院望湖山玉林寺に並ぶマンションの1階です。

文京区根津から移転してちょうど1年。

やっと落ち着いてきました。

先日、諸用で以前の事務所の近くを訪れることがありました。

根津神社の門前通りに続く藍染大通りに面していました。

藍染大通りは春には桜が咲くような下町風情が魅力的なエリアでした。

先の地震のときも、余震に路地から飛び出し身を寄せている人たちがいました。

イベントも多く、不思議なコミュニティーを形成していました。

ところが、そんな街の桜が3本共処分されてしまうというのです。

まずは驚き、いろいろと経緯があったのであろうと想像もします。

藍染大通りを抜け、もう一度振り返りました。

そういえば一番桜を愛でていたおじさんの印刷工場が立ち退いていました。

管理の問題で、消えていくのは桜だけではないですよね。

歩道にならべられたプランターに季節の花が咲き、実がなります。

掃き清められ水が打たれていると、気持ちのよいものです。

その街のひとつの価値ですよね。

そうしたものに対するおおらかさを大切に思います。

ですが、それだけではうまくいきません。

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