はじめての家づくり 15 | 家づくりの費用③ ローン編

こんにちは。

シンプルモダン住宅をお届けする

相川佐藤建築設計事務所の佐藤勤です。

柏市でも設計活動中です。

今回もよろしくお願いします。



76%以上が住宅ローンを利用

前2回で住宅資金の話をしてきました。

内訳と支払いタイミングについてでした。

今回は、住宅資金から自己資金を引いた住宅ローンについて。


ところで、住宅ローンはどれくらいの人が借りているのでしょうか。

では、国土交通省住宅局から発表された

「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」をのぞいてみましょう。


これによると、

新築注文住宅取得世帯の76.1%が住宅ローンを利用しています。

ほとんどの方が住宅ローンを組んでいます。

一方、無回答の方が7%ほどいますが、

残りの17%ぐらいの方はローンなしで家を取得しているということです。

前々回の平均4606万円として土地を購入して注文住宅を取得した世帯の中に

ノーローンの方たちが含まれる勘定です。

都心のちょっとした人気エリアの土地は、すぐに5千万円、6千万円を超えてきます。

あくまでも平均ですから、さらに総額は高額で、

それがノーローンだということでしょうか。



30年毎月10万円を返却

ではその返済期間はどれくらいでしょう。

注文住宅での住宅建築時における借入金の返却期間は32.4年。

同じく土地の借入金の返却期間は34.2年とのこと。

分譲戸建て住宅と分譲マンションの返却期間が

それぞれ31.0年と31.1年という数字を見ても

30年から35年のローンというのが一般的のようです。

年間の返却額は注文住宅で平均124.7万円となり、

月々10万円程度が平均となります。


ローンにも種類がある

ざっと住宅ローンの種類を眺めてみましょう。

金利タイプ、借入先、返済方法などで色々と種類がある。


金利には、

固定金利型、変動金利型、固定金利期間選択型の3種類があります。

それぞれメリット、デメリットがありますが、

平成23年以降、その6割以上が変動金利型のローンを利用しているようです。


借入先は

公的融資、と民間の2つがあり

独立行政法人や自治体が行うのが公的融資で、

銀行や信用金庫などが行うのが民間融資です。


また、返済方法には

元利均等返済と元金均等返済とがあります。



理想的な返済を

一般的にローン返済額の目安は

年収の25%以下といわれています。


今の家賃ベースで現実的なシミュレーションが欠かせません。

それに年々増加する子供の教育費や見通せない老後の資金など

ライフサイクルコストの検討も必要です。


さらに、住宅を入手すると

毎年固定資産税の支払いが発生します。

その上、新たに住まいを入手すると

面積が広くなったり、部屋数が増え、光熱費が思った以上に上がります。


では無理のない住宅予算を試算してみましょう。

① 毎月の返却可能額 と 返却期間、金利を想定すると

借入可能額がわかります。

② これに自己資金を合わせたのが総予算になります。

そして総予算とは

本体工事費 + 付帯工事費 + 諸費用を意味します。


家族で話あい、きちんとした動機付けをし、目標を立て、

家づくりの第一歩を踏み出してください。


何れにしても、専門家とよく相談し、

ご自分にあった形を選択することが肝心です。


なお、ローンシミュレーションができるサイトが色々あります。

以下、ご参考までに


住宅金融支援機構

https://www.jhf.go.jp/simulation_loan/

https://www.flat35.com/simulation/sim1.html


日本住宅ローン

https://www.mc-j.co.jp/loan/



次回は住まいづくりのスタート時期についてみてみましょう。


(つづく)


2021/06/04 佐藤 勤 記


この項続きます

次回、6月8日(火)に更新予定です。