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さんばんぜ|605


長雨もやっとひと段落。

季節はすっかり秋ですね。

冷凍じゃないさんまが店先に並び、眩しいです。

そう、過ごしやすくなりましたが、季節の端境。

毎朝服装に悩みますよね。

まだまだものすごくエアコンが効いていたりすることころあるしね。

先日、誘われて三番瀬に遊びにいってきました。

正確には船橋市のふなばし三番瀬海浜公園。

ちなみに正確には「さんばんぜ」と読むらしい。

江戸川河口の干潟および浅海域。

汚染問題や再生問題など自然の破壊・再生で注目されているエリア。

それなりに生態系が存在し、シーズンには潮干狩りが可能。

とはいえ、潮干狩りのオフシーズン。

人はまばらですし、長雨後の草むらはスタックポイント満載。

それでも、久しぶりの広々とした海と空。

風もあるのでカイトあげには最高でね。

しばらくじっとして眺めていると、見えてくる景色が変わってきます。

鉱物のように止まっていたものが輝きだします。

わずかな動きと音に、そこここで生命を感じます。

砂だけだと思った瀬にはヤドカリがうごめき、無数の小穴が空いています。

時々示し合わせたように一群が口を突き出し海水を吐きます。

三番瀬全体が生き物のように呼吸をしているのに触れることができます。

人生を楽しむためには、きちんと心を開いて感じることが肝要です。

そのためには耳を傾け、丁寧に見つづけることが大切です。

慌しさを理由にしないように、と。

雨こそ降らないもののという相変わらずの天気でしたがよい1日でした。

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