木匙を彫ってみることにした話 1
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木匙を彫ってみることにした話 1


日常的に食事でカトラリーを使う。 持った時のしっくり感は素材や重さからくる。 そして、口に運んだ時の触覚も大切。 これは他の道具にはない感覚だ。 大いに、興味をひかれる点。 材料もそうだが、機能と形、質感とコスト。 カトラリーといえばシルバーが多い。 チッテリオデザインのイッタラとかなかなかいい。 ジョージ・ジャンセンや柳宗理のも魅力的だが。

それを思うと木匙には違和感を持つことが多い。 思うような形のものが見つからない。 口をつける部分が厚くて不快であったり、 柄の部分が持ちづらい形状とか、 頭が重すぎて使いづらいとか…… どれもそれなりに理由があるのだとは思う。 なので、いつか木匙を彫ってみたいと思っていた。

今年はなんだか三連休が多い。 なので、まとまった時間が取れると考えた。 そこで、積年の思い、木匙を彫ることにした。 インターネットで調べたり、本を購入したり、 すでに予習はできている。 早速ネットショップで材料を注文。 次に、頃合いの良い小刀を探して金物屋を渡り歩く。 僕が小学生の時に使ったいたような小刀だ。 二つ折りの刃渡り10センチほどのもの。 ところが文房具屋にも金物屋にもない。 「昔はあったんだけどもね」と皆答える。 いきなり、壁である。

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